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2010年10月20日 (水)

スポーツ大会その2

前回移植者スポーツ大会のことを書きましたが、この時、小さな事件がありました。

滞在最後の晩、子供たちのキャンプが開かれ、みんなで遊んでいたときのこと。
さくらはひとつ年下の男の子に追いかけられて涙涙でした。

男の子の気持ちとしては、口ではうまく言えないけれど遊んでほしい!と思っていたのでしょう。さくらをたたいたり、足をひっかけて転ばせたりと、だんだん大胆な方法を試みてきたようです。

まあここまではよく聞く話ですが、次の日、さくらがいいました。
「○○くんに追いかけられた時、♡ちゃんが『私が守ってあげるからね』といってくれた」のだそうです。

♡ちゃんは別に大きなお姉さんでも、特別頑強なわけでもなく、さくらと同い年で、同じ心臓移植を受けたかわいらしい女の子ですが、「守ってあげる」といって一緒にいてくれたことを、さくらは本当に心強く思ったようです。

後日、この話を♡ちゃんのママにメールしてお礼を言うと、「♡も前に○○くんを怖がったことがあったけど、このときは☆ちゃんが「守ってあげる」といってくれたらしい」との。

この話を聞いて、非常に感慨深い思いがありました。
「守る」ということは、きっと力や武器ではなく、心ですることなのではないかと...。
「守る」気持ちをもって心に寄り添ってあげること、これが何より人の支えになるのではないかと。
「守ってあげる」という「心」に何よりも守られている、、、それが私たちなのではないかな?

大人になるとなかなか言えないけど、「守ってあげる」「私がいるから大丈夫」そんな言葉に支えられ、支え合い、人は生きていくのだなぁ、、、、などと小さな子供の純粋な優しさに、またまた大切なことを教えられました。

今日もこの日記を見て、私たちを支えてくださるたくさんの皆様方、本当にありがとうございます。

そして、こうして日々、子どもから何かを教えてもらえる幸せな毎日を私たちに続けさせてくださる天国のドナーさんとそのご家族に、今日も心からの感謝をお送りします。

2010年10月13日 (水)

第19回移植者スポーツ大会

10月9日、10日は第19回全国移植者スポーツ大会でした。臓器移植の普及とドナーとその家族の方々へ感謝を込めて、移植者が繰り広げるスポーツ大会。毎年感動的な出会いがあります。

さくらは3年前からこの大会に参加しています。毎年全国各地で開かれるこの大会、今年は沖縄で開かれました。毎回全国各地に住む新しいお友達と知り合い、楽しく過ごせる機会として楽しみにしています。小学生以下の子供と付き添いには旅費の援助も出るので、休みさえとれれば今年も参加したいと昨年から考えていました。何とかなってうれしい限りです。
沖縄へ行くのはさくらも初めて。青い海や白い砂浜に大喜びです。

陸上競技やテニス、卓球、ユニカール、ダーツ、ボーリングなど、その人の元気にあわせて参加できるいろいろな種目があります。昨年は25メートル走やボーリング、走り幅跳びなどに参加していましたが、今年はこれらに加えてこの夏にクロールで25メートル泳げるようになったので、水泳にも参加しました。

この大会では12歳以下の移植者に、「ノヴァルティス・ギフト・オブ・ライフ・カップ」という賞がもうけられています。このカテゴリーでさくらは今年MVP(最優秀選手賞)をいただきました。
細かく年齢別にメダルをくださるので参加したたくさんの子供たちが何かでメダルをいただけるようになっていますが、今年のMVPは本人もびっくり。しばらくしばらく驚いていました。

大会前の一週間は熱が出たり、胃腸炎を起こしたりと、暑い夏の疲れが出たのか体調を崩しがちで、参加できるだけでもありがたい、と考えていましたので、予想以上の大活躍はまことにありがたい驚きでした。元気で参加できること、それが何よりの喜びです。

全国から参加する移植を受けた子供たちや大人たち、そしてその家族と、毎回再会を祝います。
今年は各地でドナーファミリー講演や執筆活動をなさっている田中さんご一家も小さなお孫ちゃんを連れて参加してくださっていました。

「また来年!」とお互いに祈るような気持ちで別れるときは何とも寂しいものです。
今年もまたお友達を増やし、楽しく過ごしたさくら。また来年!みんなお元気で!

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